見上げること、忘れた鳥

飛んでいった
どこまで？
知らないよ
どうせ直ぐに疲れて墜ちてくだけ
いっそ飛ばない方が
楽で惨めじゃなくていいのかもよ
醜い姿
見たれたくないのなら

上を見ている
いつまで？
知らないよ
目が痛くなってつぶるだけ
いいんじゃない？
どうせ見たってなにも変わらない
楽な心で
ずっと過ごしていきたいのなら

切り捨てて行けよ
もっと遠くを飛びたいのなら
好きなだけ飛んで
好きなときに墜ちればいい
構わないよ
何も関係ないと言い張れるから

みんな居なくなる
飛ぶことを忘れた鳥
雨を知らなくなった花
光が見えない洞窟の中
さようなら
そんな醜い姿見たくないからね

寒いのに
どうして？
聞いてみなよ
凍え死なないのって
きっと答えなんか返ってこないんだから
心に大きな
傷おって何もかも忘れてしまったんだから

記憶喪失
いっそのこと全部忘れてしまえ

初めからじゃないと何も見えなくなる前に

飛んでいった
どこまで？
知らないよ
どうせ直ぐに疲れて居なくなるよ
だってそういうものなんでしょ？
飛べない天使
もういらないと首を振られてしまったんだから

最－涙の一つを－

悲しみは誰もいらない
なのに皆は孤独を求めている
痛いほどに追いかけたものが居なくなっても
僕は何も言えず

音になれなかった声が一滴
頬を通り過ぎていく
追えないことが何より悔しくて
それでいて寂しくて

負けない心
何にも絡めない強い心で
駆け出して
悲しいこと
何もないところで
忘れないで

純粋な快楽
通して罪を
闇を誘って
すぐに消えてしまえばいいのに

誰もが
生きることに疑問を持ち
そのまま生きることをやめてしまうんだ

消えた結晶
どんな時の流れにも抵抗出来る心で
光を見つけて
暗いところ
儚い夢の途中で
覚めないで

誰もいない場所
形を崩してもめげない心で
風が教えて
さらったもの
どれも当てはまらないパズルで
答えを探している

揺れる心を置き去りにして
ひとりぼっちの花
ずっとこっちを向いている
"遠回りしたね"

見上げた空にある夜を
あといくつ超えれば
悪い夢から覚める？と聞いては
答えはぐらかして

会えない場所
叶わないのに信じてる心で
散り始めて
美しい最期
目を閉じる前
忘れないで

負けない心
何にも絡めない強い心で
駆け出して
何もないところで
忘れないで

目を閉じながらの
"ありがとう"

眠った後の
"ごめんなさい"

想いではなにもできなくて

離さないでと叫んだ
この空は何処まで繋がっているの？
もし、この空を見ているのとしたら
迷わないで
真っ直ぐ前だけ向いていて

今何処に居る？
貴方との時間が嘘になってしまいそうで怖い
本当は初めから何処にもいないんじゃないかって
疑えるほど貴方は遠く

泣いてなんかない
けどその瞳に浮かぶものは何？
答えはぐらかして
遥か彼方遠くを見つめながら

許されないことは分かっているけど
泣きたい
誰かの胸の中で
思いっきり声を上げて
泣いてもいいんだって
高層ビルの隙間に居場所を探して
始めから溶けない涙を求めていた

飾らない言葉を
脳裏の記憶で
心理の扉を

貴方は今、何処にいる？